語源による英単語の覚え方
「語源による英単語の覚え方」とは、「英単語をパーツ(接頭辞・語根・接尾辞)に分解し、パーツの意味を組み立ててその単語の意味を理解する」という暗記法のことです。例えば、recede(「前進する」「進歩」)という英単語は、以下のように分解することができます。
recede = re(戻す)+ cede(行く)= 戻って行く →「後退する」
このように、英単語をパーツに分解して意味を覚えるテクニックが語源暗記法です。この暗記法は、一見ひどく遠回りのように思えますが、実はその語の実体に触れる道であり、その語をより良く記憶する(つまり学習する上で効率的な)方法なのです。
具体的には、次の点で「決定的」とも言えるほど有利な点を持っています。
- 「語源単位」を1つマスターすることにより、その同じ「語源単位」を使った単語をまとめてマスターすることができる。すなわち、単語を1つのグループごとに覚えることができ、この語源による学習が、あるレベルにまで達すると、単語数は加速度的に増えていくことになる。
- 「語源単位」をマスターすることにより、「語感」を正確につかむことができるようになり、これは「未知の単語」にぶつかった時、その大まかな意味を類推するのにも大変役に立つ。
このように、「語源」による記憶は、英語力を永久に支えてくれる盤石(ばんじゃく)な「単語力の幹」を与えてくれることでしょう。
語源暗記法で作成された「単語集」も、すでに何種類か出版されていますが、できるだけイラストつきのもの選ぶようにしましょう。イラストにも記憶保持を促進する効果があるからです。明日香出版社の『語源とイラストで一気に覚える英単語シリーズ
』がおすすめです。
過去の研究から、文字情報と視覚惰報に関する記憶は脳の別々の場所に貯蔵されることがわかっています。すなわち、同じ情報をフレーズ(文字情報)とイメージ(視覚情報)という2種類の方法で記憶すれば、その分保持率も高くなるということです。
以下に、接頭辞・接尾辞のほんの一例を示します。
接頭辞
| 1 | re ― | 繰り返し、戻す、再び |
| 2 | pre ―, pro ― | 前 |
| 3 | con ―, com ―, cor ― | まとめる、共 |
| 4 | di ―, dis ―, dif ― | 離す |
| 5 | im ―, in ―, inter ― | 中、上、~の方へ |
| 6 | su ―, sub ―, sus ―, sup ―, suc ―, suf ― | 下 |
| 7 | de ― | 下、離す |
| 8 | e ―, ex ―, ef ― | 外 |
| 9 | ob ―, op ―, of ― | 向かう |
| 10 | a ―, ac ―, af ―, ag ―, at ―, ad ―, as ― | 向かう |
| 11 | per ―, pur ― | 完全、前 |
接尾辞
| 12 | ― form | 形づくる |
| 13 | ― ject | 投げる |
| 14 | ― press | 押す |
| 15 | ― rupt | 破れる |
| 16 | ― sent | 感じる |
| 17 | ― spect, ― spic, ― spise | 見る |
| 18 | ― stinct, ― sting, ― stingu | 刺す、消す |
| 19 | ― tract | 引く |
| 20 | ― vent, ― veni | 来る |
| 21 | ― ceive, ― cep | 受ける |
| 22 | ― clude | 閉じる |
| 23 | ― fer | 運ぶ |
| 24 | ― gress | 歩く |
| 25 | ― pose | 置く |
| 26 | ― quire, ― qui ― | 求める |
| 27 | ― scribe | 書く |
| 28 | ― sist | 立つ |
| 29 | ― stitute, ― stin ― | 立つ |
| 30 | ― tain | 持つ、保つ |
